この操作は、あくまで自己責任で・・

Fukasawa テーマでは、アーカイブページの見出しに表示されるタイトルのプレフィックス「カテゴリー:」の文字列が要素として特定できないので、他の多くのテーマのように CSS で対象を特定して非表示にすることができません。よって、HTMLを生成するコード自体で、この文字列部分を削除する必要があります。

で、この文字列は、Fukasawa テーマによって生成されているのではなく、WordPress由来の get_the_archive_title() という関数によって「カテゴリー:XXXXXX」という形で生成されているのですが、WordPressには、 single_cate_title() という別の関数があって、これを使うとプレフィックス部分を編集しつつ読み込むことが可能です。

参考:WordPress Developer Resources

プログラムの修正手順

  1. 外観> テーマエディタで index.php を開きます。
  2. 13行目で $archive_title に get_the_archive_title() でタイトルを読み込んでいる部分をコメントアウト
  3. 代わりに single_cate_title( ” , false); を使って読み込みます。
  4. 以上で、プレフィックス部分が空欄の $archive_title が得られます。
  5. 第1引数の ” がプレフィックス部分で、この場合は空欄となります。逆にここに何か文字列を書くと、その文字列がプレフィックスとして表示されます。
  6. 第2引数は「false:文字列を返す、true:その場に表示」という意味なので、ここでは false を使います。

付記1

Webで検索すると、add_filter()を使って get_the_archive_title() の機能を修正するプログラムを function.php に追加する・・というタイプのものも紹介されています。話としては、index.php を直接いじるより、そちらの方が綺麗かと思いますが、それを試して追加投稿を行ったらエラーが出まくった・・という事例があるので、よく使う関数にフィルタをかける方法は避けて、地味な方法を紹介した次第です。

付記2

本来、テーマファイルというものは直接編集するものではなく、一般的には Child テーマを作って、書き換えが必要なファイルをそこに置くかたちで、オリジナルを上書きする方法を採ります。・・ということで、当然ですが、直接 index.php を編集するこの事例の場合、テーマをアップデートしてしまうと編集箇所が元に戻されてしまうので、もう一度 index.php を編集することが必要になります。